ヨーロッパ研修の初日はドイツ南部に位置する、フライブルクに行きました。
木造住宅の主な材料の木材が供給されるまでの工程を学びました。
はじめに小さな村の製材所に訪れました。
一般的な製材所は丸太を運んできて製材しますが、
丸太を運搬するのは広い道路が必要などインフラの整備が必要だそうです。
そのため、ここでは製材機を様々な地域に運んで製材を行うという方法を10年以上前から行っています。
兄弟二人で営んでおり、効率化だけを重視するのではなく、
その土地の風土やライフスタイルに合ったやり方があるのだと感じました。
次に、木を育てる森を向かいました。
樹齢100年以上の木々がまっすぐに育っています。
植林を行っている森では樹齢ごとにまとまっていますが、
この森では天然更新という方法を取っています。
植林をせずに、新しい木が育っていました。
これまで建築をつくる前の段階にはほとんど興味を持てていませんでしたが、
材料の質や供給方法などが改善されれば、結果的に住宅を建てる際にコストダウンなど関係してくることに気付けました。
平泉のお宅でお客さまのご希望があり、太鼓障子に挑戦しました。
今回は金物が吊り戸仕様だったため、金具の関係上建具に框が必要でしたが、
両面から障子紙を貼り太鼓障子のようなイメージで作成しました。
扉の向こう側の部屋から光が入ると障子紙が透けてうっすらと障子の骨が見えます。
障子っていいな、美しいなと思った建具でした(^^)
10月3日から1週間、新住協の企画でヨーロッパ研修に行ってきました。
海外へのモチベーションを上げるために、前日に東京の展覧会に行ってきました。
TOTOギャリー・間で、ベルギーを拠点に活動している、
アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユーの展覧会を見てきました。
模型のほかにも図面などが展示してあり、建築を考えるプロセスや表現の仕方など刺激的でした。
隣には土蔵を模した蔵があります。
室内には大工道具や左官道具が展示してあり一つの道具でも用途・細工・仕上げに合わせ大きさ、
形がこんなにもあるのかと驚くほど。
一個一個見てたら何時間かかるのか(^^;)
何回も足を運んでみたい(^^)
とうとう降りました。
といっても平年よりはちょっと遅い初雪。
11月上旬には毎年タイヤ交換しちゃいますが今年も早めにタイヤ交換して正解でした。
荷沢峠の温度計は-2℃。
こう寒くなってくるとやっぱり暖かい家に住みたいなぁって思いますね(^^)
いつも床柱等の和室材を中心に採用している銘林さん。
毎年開催される展示即売会を今年も見学してきました。
ちょっと気になったところをご紹介。
木ってイメージで見学に伺いましたが、
ステンドグラスの展示なんかもあり、色々と勉強してきました(^^)
建具に入れたいなぁと思ったりするステンドグラス。
通常品であればお安く購入できますし、特注で作成も可能とのこと。
ちょっと面白い床柱がありました。
こんな感じの床柱は初めて見たなぁ~(^^)
模型を4つ作成し、屋根勾配を検討しました。
スタッフの中でも好みが異なり、勾配と軒の出が変化することで印象が全然違います。
左から5~8寸勾配と勾配が急になっています。
大船渡の現場の帰り道。
4年程前にも一度見学したことがありますが、2度目の気仙大工左官伝承館を見学に行ってみました。
さて気仙大工とは...
観光物産協会HPからの引用ですが、
「気仙大工は、陸前高田市小友町が発祥の地といわれる気仙地方の大工の集団です。
その足跡は江戸時代にまでさかのぼり、農民が生活を支えるために建設関係の仕事に従事し、
次第に独自の技能集団が形成されました。
家大工でありながら神社仏閣の建設も手がけ、更には建具や彫刻までもこなす技量を持ち合わせ、
全国的にもその技術力は高い評価を得ています。」
外観
屋根は茅葺屋根。
分厚い断熱材で覆われています(⌒∇⌒)
深い軒、屋根を支える丈夫なせがい造り。
一本一本斜めに加工した押縁。細かな作業ですね(^^)
なんだろう。見ているだけで楽しい。
以前見学した時のブログとは違う写真で。
囲炉裏で燻された面の建具。
良い色合いですね(^^)
上の建具写真の裏側。
もともとはこの色合いだったのかな?
縁側から。
昼過ぎの強い日差し。
縁側の日陰は涼しい。
ずっとここでゴロゴロしてたい。そんな気分になりますね(⌒∇⌒)
続く
久米設計が設計をした一関図書館を見学しました。
久米設計の東北支社にも模型作りのアルバイトでお世話になっていました。
自分が小学生のときは図書館は基本的に館内で飲食をすることが出来ないところが多かったですが、
近年はカフェが併設されたりと様々な機能が複合されることが多くなってきているように感じます。
閲覧席もカウンターやデスク、デッキスペースなど自分に合った居場所を選べるようになっていました。
見学したこの日、外気温は30℃前後。
室内に入るとひんやり涼しい。厚いカヤと土壁の効果でしょうか(^^)
薄暗い室内。見上げれば250年前の大工さんの腕が光る架構が見えます(^^)
木と土とカヤ。目に見えるものすべてが自然のもの。
囲炉裏は2部屋にありました。
黒光りした床板は木造の小学校に通っていた小学生の頃、毎日雑巾がけをしていたのを思い出しました(^^)
障子の板部分とのバランスが良いなと寸法取ってみたりもする(^^)
夕方伺ってちょっとの時間の見学でしたので今度またゆっくり行ってみよう(^^)