北上事務所
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木の香の家

教えて「断熱さん!」断熱コラム 断熱勉強講師を務める、木の香の家代表白鳥顕微志の書きおろしコラム〜牛一頭いれば家一軒が暖かくなります

【ACT4-4】気密測定の数値のあれこれ

「気密性能が1㎠/m²の場合、換気システムが止まっていても0.1回/hの換気は自然と行われる」とも言われています(冬期)。なぜかといいますと、暖房した暖かい空気は上に行くので、建物の上部の隙間から、その暖かい空気は外へ出ようとします。そして、室内が負圧になった分、1階の床付近の隙間から外の空気が進入してきているというわけです。この性質を利用して計画的に換気する方法がパッシブ換気です。

パッシブ換気このことから、隙間相当面積が5㎠/m²の家は、機械換気をしなくても黙って0.5回の換気が行われており、換気の規定を満たすということになります。逆に、隙間相当面積が5㎠/m²以上の家では、必要以上に空気の入れ替えが自然と行われ、いわば、熱ロスの大きい住宅ということになります。
つまり隙間相当面積5㎠/m²以上の住宅は、断熱材を入れても想定した性能が確保されない家ということになります。よく言う「ザル住宅」のラインがこの5㎠/m²と言ってもいいかもしれません。
 
そうすると、「ぴったり隙間5㎠/m²の住宅を造れば、換気の電気代が掛からないのでは!!」という発想も出てきます。
ところが、これが難しいのです。

◯1つは、今まで家を建ててきて、当社の現場で、ほとんど1㎠/m²前後の隙間相当面積になってしまうのです。特に「気合入れて施工するぞ!」と意識しなくても、普通に施工してそうなってしまうのですから、よっぽど手抜き施工しないと5㎠/m²という数値はありえないのです。

◯もう1つは、空気の出入りする隙間が、窓や換気用のダクト穴であれば問題ないのですが、防湿層や断熱層に点在する大きな穴ですと、問題が生じます。室内で暖房された空気は、暖かく湿っています。それが水蒸気を運びながら外部へ出るのですから、断熱層を通って空気が抜けようとすると内部結露の危険性が高くなってくるのです。

パッシブ換気

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